FXの欧州時間ってなに?その特徴と注意点とは

FXの基礎知識

「FXにおける欧州時間(ロンドン時間)の特徴とは?」

FX取引をする人々の多くは、欧州時間(ロンドン時間)という言葉を聞いたことがあるでしょう。

しかし、特にFX初心者の方は、具体的な時刻や他の時間帯との違いについては、あまり気にしてない人が多いかもしれません。

そこで、今回はFX取引において重要な欧州時間(ロンドン時間)について解説します。

FXのロンドン時間とは?

「ロンドン時間」とは、イギリスのロンドンで市場が開かれている時間帯を指す言葉であり、世界三大市場の1つでもあります。

FXにおけるロンドン市場の営業時間は、日本時間で16時から26時(冬時間の場合は17時から27時)であり、この時間帯にはユーロやポンドなどの欧州通貨が活発に取引されます。

そのため、ロンドン時間に入るとユーロやポンドなどの通貨の値動きが大きくなる傾向があると言えます。

また、日本時間で19時になると、欧州勢のお昼休みに当たるため、値動きも落ち着く傾向があります。

 

FXのロンドン時間の特徴

ロンドン時間はFXトレードにおいて非常に重要な時間帯であり、世界三大市場の1つとして知られています。

ロンドン時間の相場の動きには大きな影響があるため、ロンドン時間におけるトレードを有利に進めるためには、ロンドン時間の特徴を把握することが重要です。

今後は、FXのロンドン時間の特徴について説明していきます。

 

主役通貨はユーロ

FXの取引において、主役通貨とは一般的に取引量が多く、流動性が高く、市場参加者が多い通貨のことを指します。

そして、ロンドン市場は世界最大のFX市場であり、その流動性と参加者の数から見て、主役通貨としてユーロが位置づけられています。

ロンドン市場は世界中のFX取引の約半分を占めており、ユーロはその中でも最も取引量が多い通貨の一つ。

これは、ユーロが世界の主要通貨の一つであり、欧州連合(EU)の加盟国が多いことに起因しています。

EUは経済的に重要な地域であり、そのためEU加盟国の通貨であるユーロは多くの投資家や企業にとって重要な通貨となっています。

さらに、ロンドン市場はアジア市場とアメリカ市場の間に位置しているため、両市場の時間帯に取引される通貨の中間通貨としても機能しています。

そのため、ユーロはアジア市場やアメリカ市場の主役通貨であるドルや円とともに、ロンドン市場でも重要な通貨となっているのです。

 

他の市場の開場時間と被っている

ロンドン市場はニューヨーク市場とのオーバーラップ期間があるため、この時間帯は市場が活発になります。

ニューヨーク市場は、北米市場で最も大きな市場であり、ロンドン市場の次に重要な市場です。

このため、ロンドン市場の活発さは、ニューヨーク市場の影響を受けることが多く、相互に影響を与えあっており、

また、ロンドン市場はアジア市場の開場時間とも被っています。

アジア市場は、世界中のトレーダーにとっても重要な市場の一つであり、ロンドン市場との相互作用が多いため、ロンドン市場の活発さはアジア市場にも影響を与えることがあります。

 

FXのロンドン時間の注意点

ボラティリティが高い時間帯である

ロンドンは、世界中の主要な金融市場の中心地の一つであり、多くのトレーダーや金融機関が活動しています。

そのため、欧州市場のオープンとクローズの時間帯には、通貨ペアの価格が急激に変動することがあります。

特に、21時以降(冬時間は22時以降)の時間帯は、ニューヨーク市場と重なっており、高いボラティリティを示すことが多いため、トレーダーは注意が必要です。

 

スプレッドの拡大が起こることがある

ロンドン時間帯は、トレードの活発な時間帯であるため、多くの注文が出されます。

そのため、スプレッドが拡大し、取引コストが増加することがあります。

特に、金融機関やヘッジファンドなどの大口トレーダーが注文を出す時間帯には、スプレッドが拡大しやすくなるため、トレーダーは注意が必要です。

 

経済指標発表のタイミングが重要である

ロンドンは、欧州の中心地であり、多くの重要な経済指標が発表される場所でもあります。

特に、英国の経済指標やユーロ圏の経済指標などが発表される時間帯には、通貨ペアの価格が急激に変動することがあります。

トレーダーは、これらの発表スケジュールを把握し、注意深く取引を行う必要があります。

 

まとめ

今回は、FXのロンドン時間について解説してきました。

ロンドン時間は、多額の資金を持つトレーダーが参入するため、値動きが激しくなります。

しかし、うまくエントリーすることができれば、大きな利益を狙うことができます。

しっかりとどのような値動きがあるのかを分析し、根拠のあるエントリーを行っていきましょう。

 

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