FXで4時間足を使うトレード手法はなぜ人気なのか?メリットとデメリットを解説!!

FXの手法

FXトレーダーにとって、時間足は非常に重要な要素の一つです。

特に、どの時間足を使うかでトレードの視点や戦略が変わってくるため、選択には慎重になる必要があります。

その中でも4時間足は、多くのトレーダーによって使用されており、その人気の理由を解説します。

なぜFXで4時間足が人気なのか?

FXで4時間足が人気な理由は、長期的なトレンドを捉えやすく、相場のノイズが少なく、長期スイングトレードに適していることが挙げられます。

また、他の時間足と比べて見やすく、チャートの動きを比較的簡単に把握することができます。

 

FXで4時間足を使うメリットとデメリット

FXで4時間足を使うメリット

中長期のトレンドを掴みやすい

4時間足は、1時間足や30分足よりも長い時間枠での相場動向が把握しやすいため、中長期のトレンドを掴むのに適しています。

例えば、日足や週足のトレンドラインを引く際に、4時間足のサポート・レジスタンスを参考にすると、より精度の高いラインを引くことができます。

 

ノイズが少ない

1時間足や30分足と比べて、4時間足は相場のノイズが少ない傾向があります。

そのため、相場の動きをより明確に捉えることができ、トレンドの方向性を把握しやすくなります。

 

長期スイングトレードに向いている

4時間足のチャートは、1日あたり6本程度のローソク足が表示されるため、1日単位のスイングトレードに向いています。

相場の短期的なボラティリティに影響されにくく、エントリーポイントや利確ポイントを明確に設定しやすいため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

 

短期トレードにも利用可能

4時間足は、1時間足や30分足よりも相場の変化が遅いですが、それでも短期的なトレードにも利用できます。

特に、相場が方向性を示している場合には、4時間足でエントリーやイグジット(決済)を行うトレーダーも多くいます。

 

FXで4時間足を使うデメリット

細かい相場の動きを見逃すことがある

4時間足は、長期的なトレンドを捉えることが得意ですが、相場の細かい動きを見逃してしまう可能性があります。

特に、相場が急激に変動する場合には、4時間足だとトレードのタイミングを逃してしまうことがあるため、慎重にトレードを行う必要があります。

 

エントリーポイントのタイミングが難しい

4時間足は、1本あたりのローソク足が決定する時間が長いため、エントリーポイントのタイミングが難しくなることがあります。

そのため、トレードに必要なテクニカル指標やファンダメンタルズ分析の知識を深め、適切なエントリーポイントを見つける必要があります。

 

4時間足を使ったトレード手法

ブレイクアウトトレード

ブレイクアウトトレードは、レンジ相場で、ある一定期間において、価格がレンジの上限または下限をブレイクした場合にトレードを行う手法です。

具体的には、4時間足のチャートで過去数時間から数日間にわたって形成された価格帯(レンジ)の上限または下限を確認し、その価格帯をブレイクすることが期待できる場合に、ブレイク時にトレードを行います。

ブレイクアウトトレードでは、価格がレンジをブレイクする際には、高い確率でトレンドが形成されるという特徴があります。

そのため、トレードの成功率が高くなります。

 

具体的なトレード手順としては、以下のようになります。

①4時間足のチャートで過去数時間から数日間にわたって形成された価格帯(レンジ)を特定します。

②レンジの上限または下限がブレイクする可能性がある場合に、エントリーポイントを設定します。

③エントリーポイントは、ブレイクポイントの数pips以上離れた価格帯とします。

④エントリーポイントに対してストップロスと利益確定ポイントを設定します。

⑤ストップロスはエントリーポイントから数pips離れた価格帯とし、利益確定ポイントはトレードスタイルによって異なります。

⑥ブレイクアウトが発生したら、エントリーポイントでトレードを行います。

⑦トレードが利益確定ポイントに達した場合は利益確定し、ストップロスに達した場合は損切りします。

 

トレンドフォロー

上昇トレンドの場合

5期の移動平均線が、20期の移動平均線よりも上にある。

価格が、5期の移動平均線よりも上にある。

この場合、上昇トレンドが継続すると考え、買いエントリーを行います。

 

下降トレンドの場合

5期の移動平均線が、20期の移動平均線よりも下にある。

価格が、5期の移動平均線よりも下にある。

この場合、下降トレンドが継続すると考え、売りエントリーを行います。

 

この方法では、移動平均線と価格の位置関係を確認することで、トレンドの強弱を判断します。

移動平均線の短期・長期の期間を設定することで、短期的なトレンドと長期的なトレンドの両方を把握することができます。

ただし、相場がレンジ相場になった場合には、効果が低くなることがあります。

 

4時間足を使ったトレードの注意点

ニュースや重要なイベント前のトレードは避ける

重要な経済指標発表や重要なイベント前は相場が乱高下する可能性があるため、トレードを控えることが望ましいです。

 

リスク管理を徹底する

トレードにおいては常にリスク管理が大切です。

適切なポジションサイズやストップロスの設定など、リスクを最小限に抑えることが必要です。

 

過度なトレードを避ける

相場が動かない時や、相場が不安定な時には、過度なトレードを行わないようにしましょう。

過剰なトレードは損失を引き起こすことがあります。

 

トレードプランを立てる

相場観やトレードスタイルに合わせたトレードプランを事前に立てておくことが大切です。

自分自身が納得できるトレードプランを持っていることで、トレードに取り組む自信が生まれます。

 

まとめ

FXで4時間足を使うメリットとしては、ノイズの影響を受けにくいなどがありますが、エントリーポイントのタイミングが難しい等のデメリットもあります。

相場環境やトレードスタイルに合わせて、時間足を使い分けることが重要です。

自分自身に合ったチャートの時間足を選ぶことが、より正確なトレードの実現につながります。

 

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